外出先での公衆無線LAN(Wi-Fi)利用では、通信を盗聴される危険があるので、安全にインターネットを利用するには、VPN接続がお勧めです。盗聴やハッキングから保護されます。

Cloudflare Warp VPN は、Debian系ディストリビューションでも使用出来るVPNサービスです。
Warp は、WireGuard VPNプロトコルを使用しています。
標準的なサービスは無償で利用可能ですが、状況により通信速度が遅くなることがあります。

インストール方法

詳細については、公式HPを参照しましょう!

Cloudflare GPGキーを追加

curl -fsSL https://pkg.cloudflareclient.com/pubkey.gpg | sudo gpg --yes --dearmor --output /usr/share/keyrings/cloudflare-warp-archive-keyring.gpg

リポジトリを追加します

echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/cloudflare-warp-archive-keyring.gpg] https://pkg.cloudflareclient.com/ $(lsb_release -cs) main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/cloudflare-client.list

インストール

sudo apt-get update && sudo apt-get install cloudflare-warp

クライアントを登録する

warp-cli registration new

インストール 後処理

アップデート可能なパッケージのリストを更新する度に、下記の通知メッセージが表示されて気になるので、
/etc/apt/sources.list.d/ cloudflare-client.list
に、リポジトリ固有オプション [arch=amd64] を指定することで、通知メッセージが非表示となります。

エディタで編集

念の為、リポジトリマネージャーで、確認!

パネルに Cloudflare Zero Trust のアイコンが表示されるので、自動開始アプリケーションから、Cloudflare Zero Trust を外します。

WARPの使い方

VPN接続するには、

warp-cli connect

接続状況を確認するには、

curl https://www.cloudflare.com/cdn-cgi/trace/

warp=on になっていれば、VPN接続されています。

切断するには、

warp-cli disconnect

注意点として、明示的に切断しないと、次回PC起動時に自動的にVPN接続されます。

スピードテスト

接続スピードの計測は、下記のサイトで確認出来ます。

光回線環境下で何度か計測をしましたが、VPN未使用時と比べ30%〜50%くらいの速度低下でした。
Warp+ 有料プランにすれば、速度低下も改善されるかもしれませんね!